

凡事を徹底できる企業は、なぜ強くなるのか【理念経営No.54】
~当たり前を徹底し成長するための「平凡の非凡化」という境地~ 企業経営において、革新的な戦略や大胆な投資が注目を集めることは多い。しかし、実際に組織を強くし、長期的な競争力を生み出すのは、派手な戦略ではなく、日々の平凡な行動の積み重ねである。 どれほど優れた経営戦略を描いても、それを実行し続ける組織の基礎体力がなければ成果は出ない。だからこそ、経営戦略の実践・遂行においても、「継続は力なり」と「凡事徹底」は極めて有効である。 「継続は力なり」とは、単に意志の強さを示す言葉ではない。経営においては、むしろ「続けられる仕組み」をつくることこそが重要である。 強い意志も重要であるが、人は意志だけでは継続できない。だからこそ、毎日の数字確認、顧客対応、職場の清掃、理念の共有といった地味な行動を、仕組みとして組織に根付かせる必要がある。 これらは一見すると小さな行動だが、半年、一年、三年と続けることで、企業の基礎体力を大きく引き上げる。 一方、「凡事徹底」とは、誰でもできる当たり前のことを、誰もできないレベルまで磨き上げることを意味する。...


【組織活性化コラム#2】心理的安全性の高め方
前回は、日々のコミュニケーション(情報共有)が企業活動そのものを支えており、組織の心理的安全性が高いほどその質が向上することについて触れた。 (前回のURL:https://www.csdconsultants.info/post/20260701) 今回は、心理的安全性を高める具体的な方法について考えたい。 心理的安全性とは、お互いの信頼関係を土台にして、気兼ねなく意見を言い合い、時には耳の痛い問題でもスムーズに情報共有ができる関係性である。この心理的安全性の高さは、社員がいきいきと働き、組織が活性化しているかを示す重要な指標と言える。 では、心理的安全性を高めるにはどうすればいいのだろうか。 人の気持ち、感覚、関係性を定量的な指標で捉えることで、組織の現在地を知り、改善への具体的な取り組みが見えてくる。 心理的安全性を測る指標には「7つの質問」など様々なアンケート手法があるが、心理的安全性が高い状態とされる組織には、主に以下3 つの共通要素がある。 【心理的安全性が高い組織に共通する要素】 要素 内容 ミスや失敗に対する寛容性 挑戦や


【経営者のための組織づくり】第2回 社長が一番忙しい会社は、良い会社なのか
【経営者のための組織づくり】 第2回 社長が一番忙しい会社は、良い会社なのか。 「毎日忙しい。」 「判断するのは全部私。」 「休暇中でも電話が鳴る。」 「結局、自分が一番動いている。」 沖縄県内の中小企業経営者とお話しすると、このような言葉を耳にすることが少なくない。 会社のために誰よりも働いている。 だからこそ、会社は回っている。 しかし、もし10年後も同じ状態だったらどうだろうか。 「私がやった方が早い」 「今回は私がやる」 「失敗させるより私が動こう」 となる状況は、仕事を進めていくうえでやむを得ないこともあるだろう。 しかしその結果、社長だけが成長し、社員は経験する機会を失うことになる。 すると社長はますます忙しくなる。 管理職は自然には育たない。 多くの経営者は、 部下が主任になったのだから、 課長になったのだから、 今度は部下を育ててほしい。 と期待する。 しかし実際には、 「面談の仕方が分からない」 「注意の仕方が分からない」 「評価が怖い」 「部下との距離感が分からない」 この状態の管理職は決して珍しくない。 管理職も


